お知らせ

2022/11/21

ゆらくの里献立取組み紹介~油脂について~

今回は、ゆらくの里給食で使用している油脂について、ご紹介させて頂きます。

WHOは、2003年に生活習慣病を防ぐために食事からとる飽和脂肪酸やトランス脂肪酸について上限量を設定。
2019年4月、食品事業者に対しても加工食品を製造するときにできるトランス脂肪酸の低減を呼びかける声明を発表しました。

こうした動きに対応し、同年 国際的な食品・飲料の業界団体が、2023年までに、会員事業者の製品中の脂質100 g当たり、加工食品を製造するときにできるトランス脂肪酸を2 g以下にすることを誓約しました。日本の農林水産省調べでは、日本人におけるトランス脂肪酸摂取量は平均0.92~0.96gと推定されており、普通の食生活ではトランス脂肪酸の過剰摂取を心配する必要はないとされています。

これらを受け当施設では、身体に悪影響を与えると分かっているトランス脂肪酸を出来る限り抑えた食事を提供させて頂くことにしました。具体的な取り組みとして、調理のときマーガリンやサラダ油は使用いたしません。使用する油は、こめ油・オリーブ油・ごま油を中心に、炒め料理は1日1回、揚げ物料理は週1回とさせて頂いております。

また、こめ油には抗酸化物質γオリザノール、スーパービタミンEともいわれるトコトリエノールが含まれ、生活習慣病、更年期障害、認知症への好作用が期待できるといわれています。

今後も、利用者様の健康をサポートさせて頂く為、日々研鑽し精進してまいります。

管理栄養士 米田なおみ

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